昨日のペトロブラス石油公社の優先株の株価は、米国の更なる量的緩和政策縮小の発表や新興国からの投資の逃避、世界的なドル高の為替などの影響で1.66%減少の1株14.80レアルとなって原資産価格を43.45%下回っている。
昨日のペトロブラスの底値は、1株14.77レアルと世界金融危機直後の世界的に株価が暴落した2008年11月21日に付けた1株13.78レアル以来では最低の株価を記録している。
昨日のペトロブラスの時価総額は1845億レアルまで減少、3年前の同社の時価総額は4,000億レアル、2010年9月にプレソルト原油開発向けの資金調達のために社債発行前のペトロブラスの時価総額は2,526億5,480レアルであったが、社債発行後は3,680億6,000万レアルまで上昇していた。
ペトロブラスはブラジル国内の燃料需要に対応するために、国内よりも高い価格でガソリンやディーゼル燃料を輸入して収益性が圧迫されており、また連邦政府に対して燃料価格の値上げを要請しているにも関わらず、燃料価格の値上げは、インフレを押し上げるために、再度の値上げは承認されていない。
世界的なドル高の為替は、輸入燃料価格の上昇につながって益々赤字が拡大、また原油開発向けプラットフォームのメインテナンスによる原油生産の減少などもペトロブラスの株価を更に下落させている。
しかしペトロブラスの2013年第4四半期の純益は55億3,500万レアル、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、どの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは184億6,000万レアルが予想されている。
ペトロブラスはプレソルト原油開発に資本を集中するために、海外での自社資産を積極的に放出しており、また原油開発向けプラットフォームのメインテナンス終了に伴う原油生産の回復や新規のプラットフォーム設置による原油増産で、今年の第1四半期には60万バレルの増産が見込まれている。(2014年1月30日付けエスタード紙)