ペトロブラスは、3年前からブラジル国内のガソリン並びにディーゼル燃料需要を満たすために、毎月10億ドルの燃料輸入を余儀なくされており、国内の販売価格より高い価格で燃料を輸入しているために、ペトロブラスの収益が悪化を続けている。
また連邦政府は、ペトロブラス石油公社並びにフランス資本のTotal社、英国/オ ランダ資本の Shell社、中国海洋石油(CNOOC)、中国石油天然ガス集団(CNPC)のコンソーシアムが落札した第1回岩塩層下(プレソルト)原油開発のリブラ 鉱区の原油生産開始に拍車をかけるために、ペトロブラスは、2013年内に60億レアルを連邦政府に支払った。
ペトロブラスはプレソルト原油開発に集中するために、海外に所有する資産の売却を迫られており、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2013年10月に、ペトロブラスの長期債務格付けを「A3」から「Baa1」に引き下げ、格付け見通しを「ネガティブ」に設定したことなどの要因で、ペトロブラス石油公社の株価は1年以上に亘って低迷している。
1月7日、ペトロブラスはヨーロッパで外債を発行して38億ユーロの資金を調達したが、外債の金利は2012年の社債発行時よりも大幅に上昇したために、社債の需要は資金調達の3倍に相当する150億ドルに達していた。
ペトロブラスは、2014年のヨーロッパでの再度の外債発行は行わないが、中国や日本、カナダで社債発行による資金調達を検討、米連邦準備制度理事会(FRB)は、連邦公開市場委員会(FOMC)で、現在継続している月間850億ドル規模の量的緩和策について、労働市場の回復で小幅な縮小が可能と判断して、2014年1月から750億ドルに縮小することを決定した影響で、ブラジルなどの新興国にとって海外での資金調達は容易ではない。
昨日のペトロブラスの普通株は、同社によるヨーロッパでの社債発行の成功のニュースを受けて3.21%上昇、優先株は2.17%上昇、また2013年のペトロブラスの原油埋蔵量は前年比0.8%増加の165億6,500万バレルとなっている。(2014年1月16日付けエスタード紙)