岩塩層下(プレソルト)原油開発のリブラ鉱区の入札は、連邦会計検査院(TCU)の監査を受けて入札承認を得たため予定通り10月21日に入札にかけられるが、入札を阻止するために、石油労統一連盟(FUP)は石油精製所の生産停止並びに燃料配給所、原油掘削プラットフォーム、バイオ燃料製油所、火力発電所などの活動を一部停止してデモに突入している。
プレソルト原油開発向けの2025年までの投資総額は5,000億ドルに達すると予想、リブラ鉱区の1日当たりの原油生産は140万バレルに達すると予想、2020年のブラジル国内の1日当たりの原油生産は420万バレル、天然ガスの生産を含めると520万バレルに達すると予想されている。
連邦政府は、エスピリット・サント州からサンタ・カタリーナ州のプレソルト海域で巨大な原油埋蔵量を確認してから5年間もプレソルト原油開発向けの規制整備に時間がかかっていたが、ようやく第1回プレソルト原油開発の入札に漕ぎ着け、リブラ鉱区の最低入札価格が150億レアル、連邦政府は最低入札価格の41.65%に相当する歳入に結びつく。
最低30%の資本参加をするペトロブラスを含めると11社が入札に参加、英国・オラン ダ資本のシェル社、ポルトガル資本のGalp社、中国・スペイン資本の Repsol社- Sinopec社、マレーシア資本の Petoronas社、日本資本の三井、インド資本の ON-GC社、フランス資本の Total社、コロンビア資本の Ecopetrol社、中国資本の CNOOC社、 CNPC社が入札に参加を宣言していた。
国家原油庁(ANP)石油・天然ガス、バイオ燃料担当のマギダ・チャンブリアルド取締役は、リブラ鉱区の原油生産は現在のブラジルの原油生産総量の2/3に相当する巨大な原油生産になると説明している。
リブラ鉱区向けの船舶やプラットフォーム、パイプなどの鉄鋼使用量は63万トン、パイプ向け鋼材は5万2,000トン、海面下装置向けの鉄鋼は7万5,000トンが必要になるとエネルギー専門のコンサルタント会社HISブラジル社のロドリゴ・ヴァス氏は説明している。
リブラ鉱区向け岩塩層下(プレソルト)原油開発向けのプラットフォーム(FPSO)は40基が必要とされているが、ペトロブラスが初めてFPSOを使用したのは1993年のP-34油田、現在のFPSOは25基となっている。
償還期間が35年のリブラ鉱区向け投資総額は、1,800億ドルから2,500億ドルが予想されており、10年間の初期投資総額は800億ドルが予想されている。(2013年10月18日付けヴァロール紙)


