実業家エイケ・バチスタ氏のホールディング会社EBX社のグループ企業で、原油・天然ガス開発のOGX社で唯一原油開発を行っているカンポス海盆のツバロン・マルテロ鉱区の原油埋蔵量が昨年4月に発表された埋蔵量を大幅に下回る可能性が高い。
昨年4月に発表されたカンポス海盆のツバロン・マルテロ鉱区の原油埋蔵量は2億8,500万バレル、しかしコンサルタント会社のDeGolyer & MacNaughton社では、1/3に相当する8,790万バレルを予想しているにも関わらず、確認された埋蔵量ではなく埋蔵の可能性があると指摘している。
ツバロン・マルテロ鉱区の原油開発でのオペレーションコストやロイヤリティの支払いや税金などを差引いた25年間の総純益は29億7,900万ドルに相当、OGX社のカンポス海盆では6油田で原油開発を行っており、年末までには原油生産開始ができると予想されている。
OGX社は、2022年償還のドル建て社債で4,500万ドルの利払いが履行できなかったにも関わらず、30日以内の利払いもしくは会社更生法の申請で倒産を免れる可能性は残されている。
OGX社は、所有するツバロン・マルテロ鉱区の40%の権益をマレーシア資本のPetronas社に8億5,000万ドルで譲渡、Petronas社によるOGX社への支払いは、負債問題の解決並びに同鉱区の原油内蔵量が確認されてから実施される。
ツバロン・チグレ油田、アレイア油田、ガット油田はすでに原油開発の中止発表、またカンポス沖のツバロン・アズール油田は2014年で石油生産を停止すると発表、ツバロン・マルテロ油田での原油開発が投資家にとって唯一の希望となっている。
バチスタ氏は8月にThe Wall Street Journalとのインタビューで、OGX社の原油埋蔵量の発表の責任を経営陣に押し付けたが、一時は345億ドルに達した資産にも関わらず、社債の4,500万ドルの利払いが履行できないほどに資金調達に苦慮している。(2013年10月4日付けエスタード紙)