実業家エイケ・バチスタ氏はホールディング企業EBX社のグループ企業OGX社所有で2012年から原油生産開始を始めたカンポス海盆のツバロン・アズール油田の原油生産が予想を大きく下回って採算が取れないために、昨日、バチスタ氏は2014年中での操業中止を発表した。
この発表を受けて昨日のOGX社の株価は、29.11%下落の1株0.56レアルまで暴落、同社の出来高は2億レアルに達し、ペトロブラス石油公社の株価にも大きく影響、サンパウロ平均株価(Ibovespa)も0.48%下げている。
昨日の朝方のOGX社の株価は一時40%も暴落した影響を受けて、グループ企業のOSX社の株価は5.0%、 CCX社は16.48%、 LLX 社は10.1%、MMX 社は9.42%並びにMPX社は4.64%とそれぞれ大幅に下落して、グループ企業各社の時価総額が霧散し続けている。
昨年6月のOGX社が所有するツバロン・アズール油田の原油生産できる埋蔵量は1億1,000万バレルと予想されていたにも関わらず、予想を大幅に下回る原油生産となっており、またツバロン・アズール油田近くの3油田も採算が取れないとOGX社は発表している。
OGX社はグループ企業OSX社に対して、プラットフォームFPSO(船型浮遊式石油生産・貯蔵・積み出し設備)2隻の代金4億4,900万ドルの支払いが迫っているが、原油生産がほとんどできないために、資金調達に困難をきたしている。
バチスタ氏は自身の資産から10億ドルを調達してOSX社への支払いに充てると発表しているが、一連のグループ企業の株価が下落を続けているために、金融業界関係者は不渡りの可能性を指摘している。
OGX社は国家原油庁(ANP)に対して、9月中句までにカンポス海盆で原油開発を行っているツバロン・チグレ油田、ツバロン・ガット油田並びにツバロン・アレイア油田の新油田開発プランの提示もしくは油田の返済を決定しなければならない。
OGX社はペトロブラスからサントス海盆の原油鉱区BS-4の権益40%を2億7,000万ドルで買収していたが、今年4月に資金調達のために、OGX社が所有するツバロン・マルテロ鉱区の40%の権益をマレーシア資本のPetronas社に8億5,000万ドルで譲渡していた。(2013年7月2日付けエスタード紙)