今年5カ月間の石油派生品の輸出は、複数の原油開発プラットフォームのメインテナンス、ブラジル国内の原油の生産減少、国内消費の増加などの要因で前年同期比46%と大幅に減少して貿易収支赤字を拡大させている。
今年5カ月間の石油派生品の輸出総額は、66億ドルと昨年同期の122億ドルから56億ドル減少、また今年5カ月間の石油派生品の輸入は、185億ドルと昨年同期の150億ドルから35億ドル増加している。
今年の石油派生品の貿易収支赤字は、119億ドルと昨年同期の貿易収支赤字28億ドルを91億ドル上回っており、今年の貿易収支赤字をさらに悪化させる要因となっている。
地理統計院(IBGE)によると、今年4カ月間の製造業部門のGDP伸び率は2.1%であったが、石油・天然ガスセクターを含む鉱業部門のGDP伸び率は、マイナス6.5%と大幅に落ち込んでいる。
ブラジル国内の1月の原油生産は、リオ州のカンポス海盆並びにサントス海盆の原油開発プラットフォームのメインテナンスで操業が中止になった影響で前年同期比マイナス7.0%、2月はマイナス8.5%、3月はマイナス7.4%と大幅に影響を受けていた。
4月の原油生産は原油開発プラットフォームのメインテナンス終了でマイナス1.5%に留まり、今後は原油の増産が見込まれているが、自動車販売が好調に推移していることや国内の石油派生品の販売増加で、今後の石油派生品の輸出増加は見込みが少ない。(2013年6月10日付けヴァロール紙)