ペトロブラス石油公社は、買収価格が市場価格を大幅に上回って、スキャンダルの対象になって売却中止を余儀なくされている米国テキサス州のパサデナ製油所を含むオデブレヒト社との海外9カ国の石油・天然ガス、鉱業、石油化学並びに金属・鉄鋼分野のサービス契約の支払いを43%カットする。
ペトロブラスは、オデブレヒト社との総額が8億4,000万ドルに達するPAC SMSプロジェクト契約を43%カットして、4億8,000万ドルの支払いで同社と合意している。
ペトロブラスは石油製油所関連でオデブレヒト社と米国のパサデナ製油所以外にもアルゼンチン、日本、コロンビア、パラグアイ、ボリビア、ウルグアイ、エクアドル、チリ並びにブラジルでのサービス契約を見直す。
ペトロブラスはパサデナ製油所の買収に総額11億8,000万ドルを要したにも関わらず、8年後の昨年の売却価格は僅かに4,250万ドルと20分の1以下まで減少しており、先月、ペトロブラスのグラッサ・フォスター総裁は国会で4時間に 亘って下院議員を前に答弁したが、契約違反は見つかっていないと説明していた。
2005年1月にベルギー資本のトレーディング会社Astra/Transcor社がパサデナ製油所を4,250万ドルで買収、2006年9月にAstra社は、パサデナ製油所の50%を3億6,000万ドルでペトロブラスに譲渡、2012年6月にペトロブラスは残りの50%を8億2,000万ドル支払って、 パサデナ製油所を完全に買収していた。
しかしバサデナ製油所の販売価格が低すぎるために、連邦会計検査院(TCU)の捜査対象になっており、ペトロブラス石油公社 は同製油所の売却の中止を余儀なくされていた。(2013年6月3日付けエスタード紙)