ペトロブラス石油公社は、岩塩層下(プレソルト)原油開発の資金調達のために、海外の資産売却を積極的に行っているにも関わらず、買収価格が市場価格を大幅に上回って、スキャンダルの対象になっている米国テキサス州のパサデナ製油所の売却中止を余儀なくされている。
ペトロブラスはパサデナ製油所の買収に総額11億8,000万ドルを要したにも関わらず、8年後の昨年の売却価格は僅かに4,250万ドルと20分の1以下まで減少しており、先週、ペトロブラスのグラッサ・フォスター総裁は国会で4時間に亘って、大半が連立与党のPMDB党の下院議員を前に答弁したが、契約違反は見つかっていないと説明している。
2005年1月にベルギー資本のトレーディング会社Astra/Transcor社がパサデナ製油所を4,250万ドルで買収、2006年9月にAstra社は、パサデナ製油所の50%を3億6,000万ドルでペトロブラスに譲渡した。
2012年6月にペトロブラスは残りの50%を8億2,000万ドル支払って、パサデナ製油所を完全に買収、しかしバサデナ製油所の販売価格が低すぎるために、連邦会計検査院(TCU)の捜査対象になっており、ペトロブラス石油公社は同製油所の売却の中止を余儀なくされている。(2013年5月27日付けエスタード紙)