国家原油庁(ANP)による5年ぶりの第11回石油・天然ガス鉱区の入札には、多くの国内外の民間石油・天然ガス開発企業が参加、2007年の第9回石油・天然ガス鉱区の落札総額21億レアルを大幅に上回る28億2,300万レアルで記録を更新した。
今回の石油・天然ガス鉱区の入札には、民間企業が総面積15万1,000平方キロメートルの2/3に相当する鉱区を落札、12社のブラジル民間企業並びに18社の外資系企業がそれぞれの鉱区を落札している。
ANP原油庁のMagda Chambriard取締役は、「今回の入札では、落札総額予想の20億レアルを大幅に上回り非常に満足している」とコメント、落札総額は入札最低価格総額の797%に達している。
陸上油田開発向け123鉱区並びに海洋油田開発向け166鉱区で合計289鉱区が入札にかけられたが、落札されたのは50%近い142鉱区であるために、落札されていない鉱区は次回の入札にかけられる。
ペトロブラス石油公社は、最も入札価格の高い深海油田鉱区を中心に落札、運転資金に窮している実業家エイケ・バチスタ氏のOGX社は、3億4,400万レアルで有望な1鉱区を落札、また落札した13鉱区のうち10鉱区はOGX社が単独で落札、しかしアジア企業の不参加が業界関係の注目を集めていた。
エクソン・モービル社は、OGX社と共に入札に参加してブラジルでの事業を再開すると予想されており、またOGX社と深海油田開発のケイロース・ガルボン社は、原油開発を共同で事業を行うと予想されている。
フレジ海盆で油田事故を起こしたChevron社も入札に参加、Petra Energia社は天然ガスが有望な陸上油田の26鉱区を落札、BP社、 Total社並びに Petrogal社はペトロブラスと共同で大型鉱区を落札、またPetrogal社並びにTotal社はそれぞれ単独で10鉱区以上を落札、BP社はバレイリーニャス海盆の10鉱区を落札している。
陸上油田開発向け鉱区の落札総額は2億5,660万レアル、海洋油田開発向け鉱区の落札総額は25億6,600万レアル、また今年10月には天然ガス開発向け鉱区の入札、12月にはシェールガス開発向け鉱区の入札が予定されている。
海洋油田開発向け鉱区の入札では、アマゾン河口並びにフランス領ギアナと国境を接するアマパ州沿岸では99鉱区のうち14鉱区が落札され、パラー州-マラニョン州沿岸は6鉱区のうち2鉱区、マラニョン州-ピアウイ州沿岸のバレイリーニャス海盆は26鉱区のうち19鉱区、セアラー州海盆は11鉱区のうち6鉱区、セアラー州-北大河州沿岸のポチグア海盆は10鉱区のうち4鉱区、エスピリット・サント州海盆は6鉱区のうち6鉱区がそれぞれ落札されている。
陸上油田開発向け鉱区の入札では、エスピリット・サント州堆積地域の6鉱区がすべて落札され、ピアウイ州-マラニョン州のパラナイーバ堆積盆地は20鉱区がすべて落札、北大河州沿岸のポチグア堆積地域は20鉱区のうち11鉱区が落札され、セルジッペ州‐アラゴアス州堆積地域は25鉱区のうち11鉱区、バイア州ツカーノ堆積地域は36鉱区のうち21鉱区、バイア州レコンカヴォ堆積地域の16鉱区のうち15鉱区がそれぞれ落札されている。(2013年5月15日付けエスタード紙)