第1四半期のペトロブラス石油公社の石油派生品の輸入は、石油の国際コモディティ価格の高値どまり並びにブラジル国内の石油製油所の建設が大幅に遅れている影響で、前年同期比40.2%増加の101億6,600万ドルに達している。
第1四半期のペトロブラス石油公社の石油の輸出は、ブラジル国内の石油需要の拡大並びに石油生産量の減少に伴って、前年同期比50.3%減少の27億7,000万ドルに留まっているため、第1四半期の同社の貿易収支は,前年同期比で4倍近い73億9600万ドルの赤字を計上している。
ペトロブラスの2月の1日当たりの原油生産は前月比2.25%減少の192万バレル、1月の原油生産は前月比3.3%減少と継続して原油生産が減少してきているが、グラッサ・フォスター総裁は原油の増産開始は2014年になると説明している。
連邦政府は1月にペトロブラスに対して石油の卸売価格の6.6%の値上げ、ディーゼル燃料の5.4%の値上げを許可したにも関わらず、同社の収益改善にはほとんど効果がなく、今後の投資計画を実施するために海外資産の売却を余儀なくされている。
昨年の第1四半期のペトロブラスの輸出は、55億7,200万ドルでブラジル企業ではトップ、ヴァーレは53億6,300万ドルで2位であったが、今年第1四半期のヴァーレ社の輸出は前年同期比3.8%増加の55億6,600万ドルでトップとなり、ペトロブラスの輸出は26億ドルと大幅に落ち込んだために、ヴァーレ社よりも約30億ドル減少している。
シェル社は国家原油庁(ANP)が予定している石油・天然ガスの入札に参加、またペトロブラスが所有する米国のメキシコ湾の深海油田開発の鉱区の買収にも注目しており、シェル以外にもエクソン、シェブロン並びにBPも買収の動きを示している。
しかしペトロブラスが所有する米国のメキシコ湾の深海油田開発鉱区の資産総額が80億ドルと見込まれているにも関わらず、資金調達に迫られている状況のペトロブラスは、40億ドルから60億ドルでの放出を余儀なくされている。(2013年4月19日付けエスタード紙)