昨年のペトロブラス石油公社の純益は、石油派生品の輸入増加やレアル安の為替、生産性の悪化などの要因で、前年比36%と大幅減少の211億8,200万レアルに留まり、また昨年のペトロブラスの1日当たりの石油生産は、主な油田の生産量が減少してきたため前年比2.35%減少の197万4,000バレルに低下と今月4日に発表していた。
更に昨日、ペトロブラス石油公社のグラッサ・フォスター総裁は、今年のペトロブラスが置かれている状況は昨年よりも厳しいと発表したため、昨日のペトロブラスの株価は8.3%下落して、サンパウロ証券取引所に上場している中で最も株価が下落した。
今年のペトロブラスの時価総額は、300億レアル減少の2248億3,000万レアルと2010年9月23日に大増資をした時の2526億4,800万レアルの水準まで下落している。
同社のフォスター総裁は、ブラジル国内の製油所建設が大幅に遅れてガソリンやディーゼル燃料の輸入を余儀なくされているため純益が圧迫されていると説明、また国内のガソリン価格並びにディーゼル燃料価格と国際燃料価格との価格差も指摘している。
ガソリンの製油所での卸売価格は6.6%、ディーゼル燃料価格は5.4%それぞれ値上げされたにも関わらず、国際燃料価格との差は依然としてあるため投資計画を進めるには充分でないとフォスター総裁は説明している。
今年のペトロブラスの投資総額は、前年比16%増加の977億レアルとなっているにも関わらず、投資計画を予定通り進めると負債が大幅に増加するため格付け会社が格下げをおこなう可能性があり、株価の減少につながって資金調達の金利が上昇する可能性が大きい。
ペトロブラスの昨年の第4四半期の決算発表では、企業の経済的価値(純有利子負債と時価総額の和)とEBITDA(利払い、税、償却前の利益)倍率が2.77倍に達して、第3四半期のEBITDA倍率2.42倍から大幅に上昇している。(2013年2月6日付けエスタード紙)
