ペトロブラス石油公社は、米国領メキシコ湾の石油関連資産60億ドルなどの売却を検討しており、世界的に石油の国際コモディティ価格が下落しているためブラジルの大半の石油関連企業の収益が悪化している。
ペトロブラス石油公社のグラッサ・フォスター総裁は、同社の資産売却に対して石油メジャー3社が名乗りを上げているにも関わらず、資産売却先を明らかにしていない。
米国や日本の石油精製所を含む石油関連資産145億ドルが売却対象となっており、そのうちメキシコ湾の石油開発資産総額は80億ドル、ペトロブラスでは40億ドルから60億ドルの石油鉱区の売却などを行うと予想されている。
ペトロブラスはメキシコ湾の石油鉱区190カ所を擁しており、鉱区の売却先はShell社並びにExxon社、 Chevron社、BP社が有力候補と予想されている。
売却される資産の大半は、ペトロブラスの今後4カ年計画の投資総額2365億ドルにあてがわれると予想、同社の第2四半期の純益は、石油の派生品輸入の増加並びにドル高の為替、原油採掘向け投資額の増加などの要因で、13億4,000万レアルの赤字を計上していた。
またペトロブラスの石油精製所建設の遅れや予想を下回る原油の生産、国際石油価格の減少、第2四半期の純益が13年ぶりの赤字に転落したことなども影響して、過去2年間で同社の時価総額は600億レアルも減少している。(2012年10月3日付けヴァロール紙)