ブラジル石油監督庁(ANP)によると、今年5カ月間のガソリン輸入はブラジル国内のエタノール生産減少並びに自動車販売が好調に推移しているために、前年同期比315%と大幅に増加している。
今年5カ月間のガソリン輸入額は、好調な自動車販売並びに石油精製所の建設が遅れているために、昨年のガソリン輸入の83%に相当する14億レアルに達しており、この傾向は今後2年間継続すると予想されている。
2008年のリーマンブラザーズ銀行破綻をきっかけとした世界金融危機後のエタノール業界は負債額の拡大で、設備投資などが停滞してエタノール生産が減少している。
2011年/2012年のエタノール生産は、前年比18%減少の50億リットルに減少したために、14億5,000万リットルのエタノールの輸入を余儀なくされていた。
連邦政府は自動車販売を活性化するために工業製品税(IPI)の減税並びに商業銀行は自動車購入向けクレジットを拡大したために、今年の自動車販売は160万台に達していることもガソリンの輸入増加を余儀なくされている。
昨年のガソリン消費は19%増加したが、エタノール消費は28%減少、今年のガソリン消費は11%増加したが、エタノール消費は14%減少、ディーゼル消費は37%増加している。(2012年7月30日付けエスタード紙)