ペトロブラス石油公社のグラッサ・フォスター総裁は、2012年から2016年の投資計画を予定通り進めるためには、ガソリン価格の再度の値上げをする必要があると強調しており、連邦政府に再度の値上げを要請する。
ペトロブラスは、今月25日からガソリンの製油所の卸価格を7.83%、ディーゼル燃料価格を3.94%それぞれ値上げしたが、通称燃料税と呼ばれる経済支配介入納付金(Cide)を引き下げたために、一般消費者向けの最終価格への価格転嫁は行われない。
国際石油コモディティ価格と国内の石油価格は17%、ディーゼル燃料は21%と大きくかけ離れているために、ペトロブラスでは、ガソリン価格の15%値上げを経営審議会で承認されていたが、ガソリン価格の15%の値上げはインフレにつながるために、国庫庁の歳入減少につながるにも関わらず、連邦政府はCide税の引下げを決定していた。
ペトロブラスのアルミール・バルバッサ財務取締役は、ガソリン価格の再値上げは中長期の目標達成には欠かせないとコメント、石油開発部門の投資をさらに140億ドル増加したにも関わらず、2020年までの石油生産は14%も下方修正している。
ペトロブラスの石油生産は過去8年間連続して目標を下回っており、フォスター総裁は、現実的な石油生産の目標に切り替える必要があるために、2020年までの石油生産目標を大幅に下方修正している。
同社の石油精製所建設は、ペルナンブーコ州のアブレウ・エ・リマ精製所、マラニャン州のプレミアム1精製所、セアラー州のプレミアム2精製所、リオ州の石油コンビナートのComperjとなっているが、全てで建設計画が遅れている。
これらの4石油精製所は、2020年までに完成が予定されているにも関わらず、すべてで計画の見直しを余儀なくされており、ブラジル国内の石油需要を満たすために、今年初めの4カ月間の石油製品の輸入は、1日当たり8万バレルとなっている。
ペトロブラスの2012年から2016年の投資総額は2,365億ドル、そのうち石油開発並びに生産部門には、1,428億ドルの投資が予定されており、石油精製・輸送・コマーシャル部門は655億ドル、ガス・エネルギー部門は138億ドル、石油化学部門は50億ドル、ディストリビューション部門は36億ドル、バイオ燃料部門は38億ドルなどとなっている。(2012年6月26日付けエスタード紙)