中国は石油の国内消費の53%を輸入に依存しているにも関わらず、政情不安の中近東やアフリカからの輸入が大半であるために、リスク分散のためにもブラジルでの資源確保が必要であり、2020年には国内消費の65%が輸入と予想されている。
2004年からすでに120億ドルをブラジルに投資している中国石油化工(Sinopec)は、ブラジル国内の岩塩層下(プレソルト)原油の権益を擁しているポルトガル資本Galp社と、権益譲渡のための資本参加で交渉していると業界関係者は予想、またペトロブラスとの共同開発も希望している。
Sinopec社は、スペイン資本のブラジルレプソル社の株式40%を71億ドルで取得、また中国中化集団公司(Sinochem)は、ノルウェーの国営石油会社Statoil社 との間で、ペレグリーノ油田の権益40%を30億7,000万ドルで買収している。
Sinopec社は、ブラジルの実業家エイケ・バチスタ氏のOGX社のカンポス海盆の権益取得するために70億ドルに達する投資を行うと業界関係者は見込んでいる。
同社はプレソルトの石油開発以外にも石油製油所、石油化学、石油配給などの分野でもブラジルへの投資を検討しており、ペトロブラスとは、エスピリット・サント州のカビウーナスーヴィトリア間の300キロメートルのガスパイプラインで、ジョイントベンチャーをすでに行っている。(2012年6月18日付けエスタード紙)