ペトロブラス石油公社の第1四半期の純益は、為替の大幅な変動並びに国際石油コモディティ価格の影響を受けて、前年同期比16%減少の92億1,400万レアルとなっている。
同社の原油生産の大半はリオ州のカンポス海盆であるが、生産設備への投資の遅延や石油生産設備の老朽化の進展に加えて、油田の枯渇傾向が生産減に影を落とし始めた可能性も否定できない。
同社は、岩塩層下原油開発などを中心とした石油開発用の資金調達のために、第1四半期に新興国では最高となる30年物の社債を72億ドル発行して、資金調達を実施した。
同社の第1四半期の売上は、前年同期比22増加の661億3,400万レアル、為替変動による収益は4億6,500万レアル、国内向け石油派製品の販売は、1日当たり257万1,000バレルと前年同期比では10%増加している。
ペトロブラスは国内外で数100億ドルに達する負債を抱えているために、ドル高の為替は悪影響を及ぼすが、岩塩層下原油開発用の大型投資の資金は国内だけで調達できないため、海外での資金調達が不可欠となっている。(2012年5月16日付けエスタード紙)