サンパウロ州の鉱工業部門への天然ガスを供給しているコンガス社(Comgás)は、6月1日から天然ガスの価格を20%から22%値上げすると予想されている。
コンガス社への64%の天然ガス供給はボリビアから輸入されており、ドルの為替で天然ガス価格が決められているために、過去1年間のドルの為替は20.64%値上がりして天然ガス価格に大きく影響している。
サンパウロ州のパウリスタ・セラミック協会(Aspacer)のエイトール・リベイロ・アルメイダ・ネット会長は、コンガス社と天然ガス価格調整で話し合ったが、過去1年間の3回の値上げで45%も値上がりしているために、ブラジルの鉱工業部門の競争力を一段と低下させているとコメントしている。
ブラジルのセラミック製品の生産は世界2位でその70%はサンパウロ州内で生産、また化学部門の製造コストの大半は天然ガスとなっているために、値上げによる製造コストへの影響が非常に大きい。
ブラジルの鉱工業部門に供給される100万BTUの天然ガス価格はドイツの20.6ドル、チェコ共和国の20.0ドル、エストニアの19.2ドルに次ぐ16.8ドルと世界4位となっている。
BRICS諸国の天然ガス価格はインドが5.2ドル、中国は13.5ドル、ロシアは僅かに3ドルとブラジルの1/5以下となっている。(2012年5月14日付けエスタード紙)