全国工業連合(CNI)の調査によると、2010年の工業製品の国内販売の17.8%は輸入品が占めていたが、昨年はその比率が19.8%まで増加して、輸入工業製品の占める比率が上昇してきている。
一方、貿易研究センター(Funcex)の調査によると、レアル高の為替で輸入製品が割安となっているために、ブラジルの製造メーカー自ら輸入製品増加に拍車をかけて、輸入製品の比率はCNIの調査よりも少し比率が高い21.7%に達している。
CNI工業連合の調査では、2007年まではブラジルの輸出製品比率が輸入製品比率を上回っていたが、2008年のリーマンブラザーズ銀行破綻による世界金融危機後に、輸入製品比率の増加が目立ってきている。
豊富な天然資源を擁するブラジルの鉱業部門の輸出比率から輸入比率を差引いた差は72%と非常に大きく、鉄鉱石やマンガン、アルミニウム、ニッケルなどの輸出で大幅な出超となっている。
2010年のコンピューター並びに電気製品、光学機械部門の部品輸入は、全体の45.4%であったが、昨年は、51.0%と輸入部品の比率が国産部品を上回って、製造業の非工業化が進んできている。
昨年の鉱工業部門の27セクターのうち21セクターで輸入比率が増加、特に石油派製品の輸入比率は23%、繊維製品は19%、衣類は8.0%となっている。(2012年3月20日付けエスタード紙)