今年の中国の国内消費の減少に伴って、同国の国内総生産(GDP)は昨年の伸び率9.3%から今年は8.0%前後にソフトランディングすると予想されているために、ブラジルからの中国向け輸出の減少が予想されている。
昨年のブラジルの中国向け輸出は、鉄鉱石や大豆など第一次産品を中心に前年比+46%の443億ドルと大幅に増加、しかし今年の貿易黒字は、中国向け輸出の減少に伴って、100億ドルから200億ドルの間までに減少すると予想されている。
1月の中国向け輸出は、ミナス州の大雨の影響で鉄鉱石輸出が大幅に減少したために、前年同月比15%減少、サンタンデール銀行シニアエコノミストのクリスティアーノ・ソウザ氏は、今年のブラジルの貿易黒字を、中国の輸入減少や米国の景気回復が遅れるために、僅かに100億ドルと予想している。
2月の中国向け輸出は、前年同月比+4.1%と金融関係者の予想を大幅に下回っており、貿易研究センター(Funcex)では今年の貿易黒字を150億ドルと予想、中国に鉄鉱石を輸出しているヴァーレ社では、190億ドルの貿易黒字を予想している。(2012年3月5日付けヴァロール紙)