通商産業開発省(MDIC)の統計によると、1月の貿易収支赤字12億9,100万ドルと同月の赤字の月間記録を更新したために、連邦政府は3月末までに貿易促進するための政策を発表すると予想されている。
貿易促進するための政策として、輸出業者向けのクレジット拡大、輸出手続きの簡素化や輸出のための中小企業向け優遇税制が予想されているが、1月に急上昇したレアル通貨は輸入の促進効果並びに輸出の価格競争力を一層削いでいる。
MDICでは現在のレアル通貨のレベルは貿易にとっては不適当であり、またブラジルにとって主要輸出国である中国の経済伸び率停滞も輸出減少につながったとみている。
1月の1日当たりの中国向け鉄鉱石輸出は31.1%減少、昨年1月の1日当たりの輸出額1億2,090万ドルから8,340万ドルと大幅に減少、またコモディティ価格も大幅に減少している。
またギリシャの財政危機を発端にヨーロッパ諸国が債務危機に連鎖しており、今年1月のヨーロッパ連合国向け1日当たりの輸出は25.2%減少、1月の1日当たりの輸出は前年同期比1.3%と僅かに増加、輸入は12.3%と大幅に増加、中銀の今年の貿易収支黒字予想は230億ドル、民間金融機関では198億ドルを予想している。(2012年2月2日付けエスタード紙)