昨年1月から10月までのブラジルのユーロ諸国への輸出はコモディティ価格が牽引して前年同期比20%増加、貿易収支黒字は前年同期比では5倍に増加している。
またロシア向け輸出は天然ガス・石油が80%以上を占めて26%、ノルウエー向け輸出も21%とそれぞれ大幅に増加、石油や天然ガスのコモディティ価格に大きく左右される。
2010年10ヵ月間のブラジルからユーロ諸国への輸出は267億ユーロであったが、2011年同期は321億ユーロとランキングでは9位に上昇、特に農産物のコモディティ商品輸出が牽引した。
ブラジルからのユーロ諸国への輸出の増加率は完成品輸出が大半を占める中国の4.0%、米国の9.0%とそれぞれを大幅に上回っており、特に食料品輸出は15%増加している。
ユーロ諸国の昨年10ヵ月間の輸入は前年同期比7.0%増加、しかし債務危機問題で投資が大幅に減少しているために、設備投資用機械・装置の輸入は僅かに1.0%増加に留まっている。
2010年10カ月間のブラジルの対ユーロ諸国の貿易黒字は5億ユーロで、昨年同期は28億ユーロに拡大、一方で中国との貿易赤字は1,320億ユーロに達している。
昨年11月のユーロ諸国の輸入は前年同月比0.6%減少してリッセッション入りが予想されており、今後は多様なコモディティ価格の減少が予想されているために、今年はブラジルの輸出の縮小が見込まれている。(2012年1月16日付けエスタード紙)