ジウマ・ロウセフ政権は不正貿易防衛のためにセーフガードを強化しているにも関わらず、レアル高の為替や中国政府の元通貨安誘導で、中国からの輸入増加に歯止めがかかっていない。
昨年末に連邦政府はメルコスール域内の中国からの玩具輸入課税20%を35%に引上げたにも関わらず、今年は前年比28.8%増加して効果が表れていない。
アンチダンピング課税79品目のうち36品目で輸入が増加、中国からの輸入製品数は輸入申請よりもコンテナに混載の輸入製品数が多いなどの不正輸入も行われているが、不正輸入防止には至っていない。
今年の中国からの鉛筆輸入は前年同期比312%、卓上扇風機は257%、使い捨て注射器は200%、眼鏡フレームは77%、魔法瓶は74%とそれぞれ大幅に増加している。
連邦政府がアンチダンピング課税をかけた時のドルはR$2.10であったが、今ではR$1.80以下に上昇、また中国通貨の元も通貨安となっているために、ブラジルの製造部門が大きなダメージを受けている。(2011年11月21日付けエスタード紙)