繊維セクター、衣類、履物セクターなど鉱工業部門の9セクターはレアル高の為替やインフレ指数以上のサラリーサラリー調整による生産コスト増加による価格競争力の低下で、輸出減少による生産減少を余儀なくされた。
しかし設備投資向け機械・装置セクターや医療機器セクターなどは輸出増加、ブラジル国内での生産が増加したセクターが19セクター中10セクターとなっている。
今年8カ月間の金属セクターの生産は輸出量が前年同期比8.27%増加したために3.6%増加、また輸送機械セクターも輸出量が24.69%増加して生産が11.7%増加している。
人件費が生産コストに占める割合が大きい衣類セクターの今年8カ月間の輸出量は9.96%減少した影響で生産は3.6%減少、皮革セクターも輸出8.41%減少で生産が10%減少している。
ブラジル履物工業会(Abicalçados)では今年の履物輸出は1億2,000万足から1億3,000万足と2009年の1億8,000万足から大幅に減少すると予想、来年はレアルの為替安傾向で生産が回復すると予想している。
ブラジル繊維工業会(Abit)のアギナルド・ジニス・フィーリョ会長は今年9カ月間の貿易収支赤字は35億ドルと昨年1年間の25億ドルをすでに上回っており、レアル高の為替による輸入製品増加が更に繊維業界を窮地に追いつめているとコメントしている。
産業開発研究院(Iedi)のエコノミストのアルメイダ氏は急速なレアルの為替安はインフレ加速並びに輸入製品の価格増加で、中間財や資本財の価格増加による生産コストの増加につながるとコメントしている。(2011年10月13日付けエスタード紙)