今年の対アルゼンチン貿易収支はレアル高の為替にも関わらず、アルゼンチンが価格競争力を失ってきているために、ますますブラジルの貿易収支黒字が拡大してきている。
開発商工省の予想では今年の両国間の貿易総額は400億ドル近くに達すると予想、また今年の対アルゼンチン貿易収支は60億ドルから70億ドルの黒字を予想している。
今年8カ月間のアルゼンチン向け輸出は前年同期比25.7%増加、アルゼンチンからの輸入は21%増加に留まっており、ブラジルの黒字幅が拡大してきている。
今年8ヶ月間のブラジルが占めるアルゼンチンの輸入比率は前年同期の31%から29.4%に減少、石油の国際コモディティ価格高騰による中近東からの輸入比率が倍増、また韓国からの輸入は72%、中国は44%と大幅に増加している。
ブラジルからのアルゼンチン向け完成品輸出はアジア諸国との価格競争力を失ってきており、またアルゼンチンからのブラジル向け原材料並びに中間財の輸出比率は前年同期の8%から7.5%に減少している。
今年9カ月間のアルゼンチンからの消費財輸出は石油化学部門向けナフサや小麦製品を中心に全体の17%を占め、またブラジルからの自動車部品輸出はアルゼンチンの35%から40%のマーケットシェアを占めている。
今月19日にはブラジル貿易審議会(Camex)代表やアルゼンチン側の貿易部門代表はブラジルの大幅な出超を是正するために話合いを予定、アルゼンチンの保護貿易主義やセーフガードに対して、ブラジルは5月にアルゼンチンからの自動車輸入に対して非自動輸入許可制度を採用して対抗していた。(2011年10月11日付けヴァロール紙)