ブラジル地理統計院(IBGE)並びに貿易研究センター(Funcex)の調査によると今年7カ月間の鉱工業部門の20セクターのうち18セクターで輸入が増加、6セクターでは輸入量が増加の一方で国内生産が大幅に減少している。
今年7カ月間のドルはレアル通貨に対して前年同期比で9.65%と大幅下落していることが輸入増加に拍車をかけており、一方でレアル高の為替は輸出に歯止めをかけている。
ブラジル履物工業会(Abicalçados)では今年7カ月間の業界の雇用は輸入製品の増加に伴って5,100人減少と、前年同期の4,700人の雇用増加から一転して大きな打撃を受けている。
今年の履物・皮革セクターの輸入量は31.34%増加、ブラジルの国内生産はマイナス7.41%、繊維セクターも輸入量の17.4%の増加に伴って国内生産はマイナス14.4%を記録、今年7カ月間の業界の雇用は1万7,000人と前年同期の5万1,000人から67%減少して、非工業化が進んできている。
特に輸入製品増加が目覚ましいのは非鉄金属セクターで49.28%増加、木材は18.98%増加、国内生産はマイナス0.28%、また家具は24.43%、金属31.14%、機械・装置セクターは27.79%とそれぞれ大幅に増加している。
今年7カ月間の医薬品セクターの生産は6.1%増加しているにも関わらず、化学品セクターの輸入は中国を中心に11.8%と大幅に増加して、今年は250億ドルの貿易赤字が予想されている。
しかし医療機器、オートメーション機器並びに精密機器の輸入はマイナス12.03%と減少、しかし国内生産は17.47%と大幅に増加、また自動車セクターでは輸入が19.8%増加したにも関わらず、国内生産も5.6%増加している。(2011年9月14日付けヴァロール紙)