商工開発省(MDIC)の発表によると8月のブラジルの貿易は輸出額が262億ドル、輸入額が223億ドルとそれぞれ月間記録を更新、貿易収支黒字は39億ドルと2006年8月の46億ドルに次ぐ記録となった。
MDICでは今年の輸出目標を2,450億ドルから2,570億ドルに上方修正、また貿易収支黒字は中銀予想の270億ドルを上回ると予想されており、今年8カ月間の貿易黒字は昨年1年間の202億ドルに迫る199億6,000万ドルをすでに記録している。
8月の過去12カ月間の貿易総額は4,565億ドルに達しており、今年は輸出、輸入並びに貿易収支黒字もそれぞれ記録を更新すると予想されている。
8月の輸出額は前年同月比30.1%、今年8カ月間では31.4%とそれぞれ世界平均の18%を大幅に上回っており、輸入は26.6%、27.4%それぞれ増加した。
しかし下半期は伝統的に鉱工業部門の在庫調整、大豆の輸出終了、また欧米の景気減速の影響で、今年の9月から12月の輸出は月間平均19.4%の伸び率に留まると予想している。
今年の輸出額の大幅増加は鉱物や農産物の国際コモディティ価格の高騰並びに輸出量の増加が牽引、しかし第一次産品の大幅増加に対して、完成品の輸出比率が減少してきている。
今年8カ月間の輸出全体に占める付加価値の高い完成品の輸出比率は前年同期の39.7%から36.1%と大幅に減少、第一次産品の輸出比率は昨年同期の44.3%から47.8%と大幅に上昇、コモディティ商品価格の上昇並びにレアル高の為替による輸入品の増加で、工業製品の価格競争力低下による輸出減少で非工業化が進んできている。(2011年9月2日付けエスタード紙)