農産物や鉱物資源の国際コモディティ価格が高止まりを続けているために、7月の貿易収支は輸出が223億ドル、輸入が191億ドル、貿易黒字は前年同月比74.4%増加の31億4,000万ドルを記録している。
しかし7月の工業製造部門の付加価値の高い製品輸出は前月比マイナス9.5%、完成品の輸出はマイナス13.3%、半製品は0.8%増加、コモディティ製品の輸出増加で非工業化が進んできて、ますますオランダ病の様相となってきている。
今日、連邦政府は工業製品の輸出を促進するための新工業政策の発表を予定、全国工業会(CNI)の調査によると、レアル高の為替などの要因で、昨年のブラジルの輸出企業の32%が輸出先でのマーケットシェアが縮小、16%が輸出を中止、僅かに9%が輸出増加に留まっている。
今年は24%の輸出企業が輸出額の減少を予想、また輸出企業の68%はマーケットシェア拡大のために、生産性を挙げるためのコスト削減などを検討している。
アルゼンチンへの対抗策とみられているブラジルが5月に導入した自動車向けの船積み前に、輸入許可申請を必要とする非自動輸入ライセンス(NAIL)導入にも関わらず、7月の自動車の輸入額は10億ドルに達している。(2011年8月2日付けエスタード紙)