アルゼンチンは昨年のブラジルの輸出製品343品目に対する非自動ライセンス制度適用を今年は更に180品目を加え、世界の流れとは反対の保護貿易政策を強化している。
サンパウロ州工業連盟(Fiesp)ではアルゼンチンの非自動ライセンス適用によるブラジル輸出企業の損害は10億ドルに達しているために、アルゼンチン側の関税ブロクラシー改善をブラジル政府に訴えて続けている。
しかしアルゼンチンでは10月に大統領選があり、クリスティーナ・キルチネル現職大統領が立候補を表明しているために、朋友のジウマ大統領は選挙が終わるまで、容認せざるを得ない立場に立たされている。
同ライセンス制度で特にブラジルからの輸出で大きな被害を受けているセクターは機械・装置セクターで18カ月前は3億1,800万ドルを輸出、今では79%減少の6,500万ドルまで減少している。
また繊維セクターの輸出は同期比で1億5,114万ドル減少、自動車パーツ1億6,160万ドル、電気1億1,300万ドル、タイヤ1億2,000万ドル、履物セクターは6,400万ドルとそれぞれ減少している。
18か月前のブラジルの機械・装置製品のアルゼンチン国内のマーケットシェアは48.9%、今では僅かに28.9%に減少、また印刷関連14%、繊維9%、衣類5.9%、履物は4.8%とそれぞれ大幅にマーケットシェアを失っている。
ブラジル製品がアルゼンチンでマーケットシェアを失っているのに反して、中国製品が大幅に拡大、ブラジル履物工業会(Abicalçados)では7月22日時点の60日以上も通関できていない、ブラジル製履物は52万6,000足に達していると発表している。(2011年7月29日付けエスタード紙)