今年5カ月間のブラジルの輸出の71%はコモディティ製品が占めて前年同期の67%から上昇、この期間の完成品輸出は15.1%増加、コモディティ製品は39.1%と大幅に増加している。
世界的にコモディティ製品の価格が欧米諸国の低金利並びにクレジット緩和で投機マネーがコモディティ製品価格の高騰をまねいているために、ブラジルの輸出には追い風となっている。
今年5カ月間のコモディティ製品輸出のうちで第一次産品は前年同期比45.6%増加の452億3,000万ドル、半製品は30.9%増加の128億8,000万ドル、製糖、燃料、インスタントコーヒーやアルミ棒などを含む工業コモディティ製品は20.5%増加の71億4,000万ドルとなっている。
昨年の第1四半期の完成品貿易は75億ドルの赤字であったが、今年同期は100億ドルに増加、今年は昨年の350億ドルから500億ドル以上の赤字が見込まれている。
工業コモディティ製品輸出の内訳は燃料が26.7%増加の16億ドル、圧延鋼や鋼板が38%増加の9億9,000万ドル、製糖はマイナス7.5%の9億3,000万ドル、アルミ関連並びにオレンジジュースが26.1%増加の8億5,000万ドルとなっている。
今年5カ月間の鉄鉱石輸出量は4.49%増加に留まったにも関わらず、 輸出価格が98.4%と大幅に上昇したために107.3%増加、大豆の輸出量は6.2%減少したにも関わらず、価格が30.7%増加したために輸出は22.7%増加している。
コモディティ製品価格の上昇は中国の需要に大きく依存しているために、中国経済が減速しはじめた時は即座にコモディティ価格の暴落につながる可能性が指摘されている。(2011年6月29日付けヴァロール紙)