アルゼンチンはブラジルからの輸入規制のために輸入ライセンス申請制度、アンチダンピングやセーフガードなどを適用、ブラジルの輸出の24%に相当する品目に輸出規制をかけているために、ブラジルは対抗措置としてアルゼンチンの輸入車に対してライセンス制を適用して、両国関係がこじれていた。
しかし両国の貿易担当責任者の話合いで輸入ライセンス制度適用品目を減少させて通関に便宜を図りだして輸入再開、しかしブラジルはアルゼンチンからの輸入自動車のライセンス制は様子を見るために、しばらく継続する。
ブラジルは3,000台以上のアルゼンチンからの輸入車が通関ライセンスを待っていたが、800台以上に通関許可を与え、一方、アルゼンチンはブラジル製バッテリー、タイヤ、履物の輸入セーフガードを除外することを約束した。
3月にはブラジルからの履物類が180万足もアルゼンチンの通関で足止めされていたが、先週には66万足まで低下、また非自動輸入ライセンスの対象品目で60日以上も通関で足止めされている農業機械、食料品や白物家電の通関を約束している。
アルゼンチンは両国貿易がブラジルの大幅な貿易黒字になっているために貿易収支均衡を要求、また社会経済開発銀行(BNDES)の輸出クレジットにも不服を抱いており、今後両国で話し合いが予定されている。
両国は関税撤廃と域外共通関税を実施するメルコスールに加盟しているにもかかわらず、毎回、アルゼンチンはブラジルに対して輸入規制をかけて貿易障害が発生している。(2011年5月20日付けヴァロール紙)