昨年の鉱工業部門製造業の貿易収支はレアル高による為替並びに内需が牽引して、2009年の165億ドルを大幅に上回る369億ドルに達している。
2005年の製造業の貿易収支は319億ドルの黒字を計上、しかし2008年には143億ドルの貿易赤字を計上して、ますます赤字幅が増加してきている。
特に昨年の鉄鋼セクターの輸入が2008年比84%増加の45億7,000万ドル、化学、石油化学並びに医薬品セクターは29.8%、農業機械を含む輸送機械セクターが10%、電気電子並びに情報機器セクターが15.71%とそれぞれ大幅に増加している。
サムスン社は液晶テレビ向けディスプレイやコンポーネントの輸入が2008年比50%の23億ドルに増加、昨年の売上は前年の36億ドルから50億ドルに増加している。
マナウス・フリーゾーンにテレビ工場を擁するサムスンのテレビの国産化率はマナウス免税恩典地域開発庁(SUFRAMA)の優遇税制が適用される比率を上回っており、すでにディスプレイ製造業場が稼働したために輸入ディスプレイ製品の減少が見込まれている。
チッセンクルップ社の輸入は12億3,000万ドルで2008年の1億9,900万ドルから一挙に増加、フィアット社もアルゼンチンからの7万台の完成車輸入で12億9,000万ドルを記録、しかしアルゼンチンには5万2200台の完成車を輸出している。
輸入ランキングではペトロブラス石油公社が195億7,000万ドルでトップ、ブラスケン25億4,000万ドル、エンブラエル25億1,000万ドル、Refap24億ドル、サムスン、Cisa貿易、ワーゲン社となっている。(2011年1月20日付けヴァロール紙)