レアル高の為替で輸入製品価格が国産品よりも安くなってきているために、自動車、資本財、電気製品、履物や繊維製品の輸入が急増、国産メーカーでは輸出減少、解雇や減産を余儀なくされて収益を圧迫されている。
ジウマ・ロウセフ大統領の就任後の来年1月もしくは2月にサンパウロ州工業連盟(Fiesp)はロウセフ大統領との会合を持って、輸入関税措置などの導入を要求する。
自動車メーカーが集中するサンパウロ近郊のABC地区の金属労連は今年の自動車輸入は60万台を予想、国内で生産すると直接雇用1万5,000人、間接雇用7万5,000人が創出できると訴えている。
またブラジル履物協会(Abicalçados)では今年はマレーシア、インドネシア、ベトナムからの輸入履物が増加して前年比26%増加、11月には同業界では5,000人が人員整理されている。
今年10ヶ月間の機械・装置などの資本財の貿易収支は129億700万ドルと前年同期比40.7%増加、鉄鋼製品は93.8%増加の1億5,300万ドル、今年11ヶ月間の自動車パーツは46.7%増加の34億2,500万ドル、今年現在までの電気電子部門は57.2%増加とそれぞれ赤字を計上している。(2010年12月20日付けエスタード紙)