レアル高の為替と世界経済の停滞による輸出の減少などの継続で、来年のブラジルの貿易収支は2000年の7億ドルの赤字に次いで、10年ぶりに赤字に転落する可能性を指摘するエコノミストもいる。
多くの金融スペシャリストは今年の貿易黒字を160億ドル、来年は139億ドルの黒字を見込んでいるが、イタウー-ウニバンコ銀行では30億ドルの貿易赤字を予想している。
JPモーガンのエコノミストのジューリオ・カレガリ氏は今年の貿易黒字を150億ドル、しかし来年は国内需要が旺盛なためにレアル高の為替で輸入増加に拍車がかかり、貿易収支はゼロになると予想している。
サフラ銀行のチーフエコノミストのクリスチアーノ・オリベイラ氏は来年の輸入量は25%増加、しかし欧米の経済停滞で輸出は8%増加に留まるために、貿易収支は45億ドルに留まると予想している。
しかしブラデスコ銀行のエコノミストは今年の貿易収支黒字を181億ドル、来年はコモディティ価格の上昇で139億ドルと楽観的に予想している。(2010年10月6日付けヴァロール紙)