2008年の金融危機で世界貿易が縮小した影響を受けて昨年のブラジルの輸出は前年比22.2%減少、貿易収支黒字は246億1,000万ドルにとどまって過去7年間では最低となった。
昨年の輸出総額は連邦政府の予想である1,600億ドルを下回る1,522億5,000万ドルと1952年のマイナス19.8%を上回る最大の落ち込みを記録した。
また昨年の輸入総額は国内経済の沈滞で前年比25.3%減少の1,276億3,000万ドルに留まったために、貿易収支黒字は前年比マイナス1.4%と僅かな落込みとなったが、2006年に記録した黒字464億5,000万ドルと比較して47%と大幅な減少となっている。
昨年の中国向けの大豆や鉄鉱石輸出が増加、しかし米国向け完成品輸出が大幅に減少した影響を受けて輸出に占める完成品の比率は43.7%に減少、しかし第一次産品輸出は36.9%から40.7%に上昇した。
雇用創出や付加価値の高い完成品の輸出は前年比マイナス27.3%と第一次産品のマイナス14.1%、半製品のマイナス23.4%をそれぞれ上回った。
設備投資用機械・装置などの資本財の輸入は前年比マイナス16.4%を記録したにも関わらず、輸入に占める資本財の比率は前年の20.8%から23.3%に上昇、中間財はマイナス46.1%と大幅に減少、しかし消費財はマイナス3.4%と僅かな落込みに留まり、自動車輸出は3.5%増加している。
昨年の米国向け輸出は前年比マイナス42.4%の157億ドル、中国向け輸出は23.2%増加の199億ドルに達したために、中国が輸出比率の13.1%を占めて米国の10.3%を追越してトップ、アルゼンチン向け輸出は前年の176億ドルから120億ドルと大幅に減少して前年の2位から3位にランクを下げている。
米国からの輸入は202億ドルで貿易総額では359億ドルと中国との貿易総額358億ドルを僅かに上回って貿易相手国1位を辛うじて確保している。(2010年1月5日付けエスタード紙)
