6月のブラジルの貿易は輸出が前月の119億8,000万ドルから144億7,000万ドルと大幅に上昇、輸入は93億3,000万ドルから98億4,000万ドルと僅かに上昇したために、46億2,000万ドルの黒字を計上して過去30ヶ月間では記録を更新している。
しかし6月の輸出は未だに世界金融危機の影響を受けて、世界的に貿易が収縮しているために前年同月比22.2%減少しているが、輸入は国内経済の停滞で38%減と輸出減少を大幅に上回る減少幅を記録しているために、大幅な貿易黒字となっている。
今年上半期の輸出は前年同期比22.2%減の699億5,000万ドル、輸入は28.9%減の559億6,000万ドル、貿易黒字は23.8%増加の139億9,000万ドルを記録している。
上半期の第一次産品の輸出は前年同期比7.4%、完成品は30.6%、半製品は26.9%とそれぞれ減少、前年同期の第一次産品の輸出比率は35.3%であったが、今年の6月末にはコモディティ価格の回復で42%まで上昇しているが、完成品輸出比率は62%から56%に低下している。
6月の輸出は世界金融危機の影響を大きく受けていた1月よりも32.6%増加、特に製糖、アルミ、医薬品、化粧品、バスやプラスティック製品の輸出が回復してきている。
上半期は国内経済停滞による設備投資の減少で資本財の輸入が13.7%減少、原材料や中間財は32.45減少、消費財輸入は非耐久消費財である食料品の輸入が2.9%上昇したために僅かに7.0%の減少に留まっている。
今年上半期の輸出はアジア向けがラテンアメリカやヨーロッパ連合国向けを上回って輸出比率が26.8%とトップ、ヨーロッパが22.9%、ラテンアメリカ20.8%であった。
昨年上半期のアジア向けの輸出比率は18.0%、ラテンアメリカ25.7%、ヨーロッパは24.4%であったが、今年上半期は中国向け輸出がコモディティ商品を中心に42.3%増加して初めて首位となった。
今年上半期の米国向け輸出は43.3%、ヨーロッパ27.2%、メルコスールは40.3%とそれぞれ大幅に減少、中国向け輸出は104億5,000万ドル、輸入は67億7,000万ドルで貿易収支黒字は36億8,000万ドルを記録している。
中国向けの主な輸出製品は大豆、鉄鉱石、パルプ、銑鉄、エチレンを中心に42.3%増加してトップとなったが、世界経済の回復速度次第では米国向け輸出が2010年には再びトップとなる。
今年上半期のブラジルの輸出は17.6%減少したが、BRICs諸国のロシアは47.3%、インド26.4%、中国20.5%とそれぞれブラジルよりも輸出減少している。{2009年7月2日付けエスタード紙}