世界金融危機の影響で今年6月中旬までのブラジルの対中貿易収支は前年同期の15億ドルの赤字から28億ドルの黒字に転じたと通商局(Secex)では発表している。
コモディティ製品の価格下落で中国はブラジルから鉄鉱石や大豆の在庫のために輸入を増加、またブラジル国内の鉱工業部門の生産低下に伴って、中国からの部品や機械・装置の輸入減少がブラジルの対中貿易収支の黒字要因となっている。
ブラジルの貿易収支黒字の22.5%はアジア諸国との貿易であるが、今年下半期の対中貿易の黒字は徐々に減少、来年の対中貿易収支は再び赤字に転じると見込まれている。
今年6月中旬までの中国向け鉄鉱石輸出は97.1%、大豆27.1%、紙・パルプは20.9%とそれぞれ大幅に増加したが、石油製品輸出は価格下落で41%減少、中国からの機械・装置輸入は-23.4%、化学製品-23.7%、電気製品は-7.4%とそれぞれ大幅に落込んでいる。{2009年6月24日付けエスタード紙}