3月のブラジルの輸出相手国トップはブラジルからの鉄鉱石輸入を再開した中国が17億ドルで、米国向け輸出13億ドルを追越してトップになったが、第1四半期の累計では米国向けが36億ドルで34億ドルの中国を上回っている。
昨年のブラジルの輸出は米国が276億ドルでトップ、アルゼンチン176億ドル、中国向けが164億ドルで過去数年間はこの順位は変わらなかったが、今年 の経済成長率が6.0%見込まれている中国はコモデティ商品などの第一次産品輸入を再開しだしたために、ブラジルからの輸出増加が期待されている。
今年のブラジルからの輸出は第一次産品の大幅な減少は見込まれていないが、完成品の輸出は大幅に落込むと見込まれており、米国向け完成品輸出は59%、第一次産品は23%であったが、アジア向けの完成品輸出は14%であったが、第一次産品は64%を占めていた。
今年の経済成長率の落込みが見込まれている米国を抜いて、今年のブラジルの輸出先トップは中国になる可能性があるが、米国は下半期からの経済回復が見込まれている。
二桁台の経済成長を続けていた中国は電気部品、繊維、履物などでは世界の供給国となり、ブラジルと中国の貿易は過去8年間で1,500%増加したが、米国との貿易は2倍になったに過ぎない。
今年のブラジルの貿易黒字は前年比43%減少の160億ドルが見込まれているが、世界金融危機にも関わらず経済成長を持続しなければならない中国との貿易は第一次産品が牽引して増加すると予想されている。(2009年4月13日付けガゼッタ・メルカンチル紙)