2002年にデフォルトに陥ったアルゼンチン政府は、国際金融市場からの資金調達ができず、ドルの流出を防ぐためにできるだけ輸入に対する障壁を設けており、輸出の比率が高いブラジルの自動車パーツセクターや化学セクター履物、繊維、衣類、機械・装置セクターの関係者は、今年のアルゼンチン向け輸出に対して悲観的な見方をしている。
2013年の自動車パーツセクターや化学セクター履物、繊維、衣類、機械・装置セクターのアルゼンチン向け輸出は、全体の40%に相当する197億ドルを占めていたが、今年のアルゼンチン向け輸出は減少すると予想している。
ブラジルの繊維セクター並びに衣類セクターは、アルゼンチンの輸入業者のブラジルからの繊維・衣類の輸入に対して、連邦政府に特別クレジット枠を設けることを要請している。
今年のアルゼンチンの実質インフレ指数は25%を予想、アルゼンチンペソはドルの為替に対して23%の下落を予想、また今年1月末にアルゼンチン政府は、アルゼンチン国民に対して月額2,000ドルまでのドル購入を許可したにも関わらず、為替管理の大幅な緩和策実施を期待していた国民は、ドル購入上限額が予想を大幅に下回る2,000ドルに設定されたことで、今後も為替引締め政策は継続すると予想している。
ブラジル機械・装置工業会(Abimaq)では、今年のアルゼンチン向け機械・装置の輸出は前年比10%減少を予想、しかし経済が順調に推移している米国並びに景気が回復中のヨーロッパ向けが40%を占めると予想、アルゼンチン向けは10%を予想している。
1月のアルゼンチン向け履物輸出は前年同月比30%減少、繊維・衣類は150件の事前電子申告(DJAI)が滞っている影響で、11.9%減少しているとブラジル繊維工業会(Abit)のフェルナンド・ピメンテル取締役は説明している。
昨年末に両国はブラジル製履物の輸出緩和を申し合わせたにも関わらず、ブラジル製の73万足の履物の事前電子申告(DJAI)が滞っており、一向に改善されていないとブラジル履物工業会(Abicalçados)のエイトール・クレイン会長は指摘している。
昨年のアルゼンチン向け自動車パーツ輸出は、前年比3.8%減少の37億ドルと輸出全体の45%を占めていると全国自動車部品工業組合(Sindipeças)のアントニオ・カルロス・メヅーラ会長は説明している。
1月から3月までブラジルからの自動車の輸入に対して、主要輸出先であるアルゼンチンが外貨の流出を防ぐために、27.5%減少の輸入規制をかける保護貿易主義をアルゼンチン政府は採用している。(2014年2月13日付けヴァロール紙)