通商研究センター(Funcex)の調査によると、2013年の製造業部門の貿易赤字は、レアル通貨に対する15%のドル高の為替にも関わらず、輸出が前年比0.6%増加に留まった一方で、輸入は5.6%と大幅に増加したために、貿易収支は、前年比22.5%増加の543億ドルの赤字を計上している。
2013年の製造業の貿易収支は、22セクターのうち15セクターが前年比で悪化、7セクターの貿易収支は改善しており、特に紙・パルプセクターは、5億ドル以上増加の6億500万ドルを記録している。
2013年の製造業部門で貿易収支が改善したのは食品、タバコ、木製品、紙・パルプなど第一次産品関連のセクターが大半で、レアル通貨に対するドル高の為替にも関わらず、輸出競争力がついていない。
GO Associados社のエコノミストのファービオ・シルヴェイラ氏は、2012年のレアル通貨に対するドルの平均為替はR$1.95であったが、今年は更なるドル安の R$2.42を予想、しかし履物や衣類セクターの人件費の高騰はドル高の為替効果を減少させるために、それほどの輸出増加は見込めないとコメントしている。
米国の景気回復並びにドル高の為替で輸出増加が期待できるにも関わらず、新興国の通貨もドル通貨に対して下落しているために、ブラジルの輸出競争力はそれほど増加しないと予想されている。(2014年1月27日付けヴァロール紙)