通商産業開発省(MDIC)の発表によると、2013年の工業部門の貿易収支は、昨年1年間でレアル通貨に対するドルの為替が15%上昇したにも関わらず、ブラジルコストなどの要因で、更なる価格競争力を失って1,050億1,500万ドルの赤字を計上している。
2013年のブラジルの工業製品輸出は930億9,000万ドル、工業製品輸入は1981億500万ドル、貿易収支は1,050億1,500万ドルの赤字を計上して、2012年の941億6,200万ドルの赤字から大幅に増加している。
ブラジルの工業部門の貿易収支赤字は2007年の92億ドルから毎年赤字幅が上昇してきており、インフラ整備向けプロジェクトの大幅な遅れやイノベーション部門への投資の遅れが益々赤字拡大につながっている。
またメルコスールとヨーロッパ連合国との自由貿易交渉の停滞、ブラジルは、わずかにイスラエルとパレスチナ、エジプトと自由貿易協定を結んだだけであり、これら3か国の内、施行されたのはイスラエルのみとなっている。
過去20年間に世界では、爆発的な勢いで2国間協定と地域協定が締結されてきているにも関わらず、メルコスール加盟国となった1991年以降、ブラジルが実施した自由貿易協定は僅かであり、自由貿易協定の締結を拡大しなければ益々、工業製品の輸出が困難になる。
2008年のブラジルの輸出に占める工業製品の比率は46.8%であったにも関わらず、2013年には38.4%と大幅に減少、特に2013年の化学工業製品の貿易赤字は、322億ドルと2012年の286億ドルの赤字から更に拡大してきている。
2013年の電気電子製品の貿易赤字は、360億ドルと2012年の325億ドルから更に拡大、特にアルゼンチン並びにヴェネズエラ向けのセルラー電話の輸出が僅かに4億5,700万ドルに留まっている。(2014年1月14日付けエスタード紙)
