今年8カ月間のヨーロッパとの貿易収支は、安価な中国製品との価格競争による工業製品の輸出減少並びに農産品のコモディティ価格の下落の影響を受けて、39億ドルの赤字を計上している。
今年8カ月間のヨーロッパ諸国との貿易赤字の要因として、ヨーロッパ諸国の財政危機による経済の減速並びにヨーロッパ諸国の失業率の上昇、実質収入の減少、公共投資の減少、農産品のコモディティ価格の下落、アジアの新興国との価格競争、ヨーロッパと韓国のFTA締結などが大きく影響している。
今年8カ月間のブラジルのヨーロッパ諸国向け輸出は、前年同期比8.0%減少の301億ドル、ヨーロッパからのブラジル向け輸出は7.8%増加の340億ドル、貿易収支は39億ドルの赤字を計上している。
2007年のブラジルのヨーロッパ諸国との貿易黒字は130億ドルを計上、1998年は20億ドルの貿易赤字を計上していたが、今年の貿易赤字は過去最高となる可能性が濃厚となっている。
また今年8カ月間のドイツ向け輸出は前年同期比4.8%減少、ドイツからの輸入は14.5%増加して59億ドルの赤字を計上、フランス向け輸出は12%減少、フランスからの輸入は、11%増加して22億ドルの赤字を計上している。
今年8カ月間のイタリア向け輸出は前年同期比16%減少、イタリアからの輸入は9.6%増加して17億ドルの赤字を計上、今年8カ月間のスペイン向け輸出は前年同期比4.0%減少、スペインからの輸入は、32%増加して5億3,300万ドルの赤字を計上して1989年以来の貿易赤字となっている。
また今年8カ月間のポルトガル向け輸出は41%減少、ポルトガルからの輸入は、2.0%増加して800万ドルの赤字を計上、1989年のブラジルからヨーロッパ向け輸出は全体の1/3を占めていたにも関わらず、今年8カ月間のヨーロッパ向け輸出は全体の20%まで減少している。(2013年10月25日付けエスタード紙)