中国に近隣する東南アジア諸国経由の中国製品の輸入が急増してきており、また今年初めの4カ月間の中国からの輸入は、前年同期比10.7%とアジア諸国の平均輸入の伸び率7.7%を上回っている。
しかし今年初めの4カ月間のインドからの輸入は、前年同期比22.2%、ヴェトナムは48.5%とそれぞれ大幅に増加、韓国からの輸入は、輸入自動車に対する工業製品税(IPI)30%の税率アップの影響を受けて自動車輸入は減少しているが、自動車パーツや電気材料の輸入増加で10.9%増加している。
今年初めの4カ月間のヴェトナムからの履物輸入は、1,500万足で1億575万ドルとヴェトナムからの輸入金額の半分を占めており、インドネシアからの履物輸入は3,020万ドル、中国は2,500万ドルに留まっている。
ヴェトナムからの履物輸入が急増したのは、中国製履物に対するアンチダンピング措置を適用した2010年以降であり、ブラジル履物工業会(Abicalçados)では、ヴェトナム、インドネシア、マレーシアからの履物輸入にもアンチダンピングの適用を要請していた。
中国企業は、製造コスト並びにサラリーの上昇に伴って付加価値の低い製品をコストが中国よりも安い近隣諸国での生産に切り替えており、今後は日本が中国での生産から東南アジア諸国への生産に軸足を移すために、更に東南アジアからの輸入が増加すると予想されている。
今年初めの4カ月間の中国からの輸入は116億6,000万ドル、韓国は32億2,000万ドル、インドは24億5,000万ドル、日本は22億3,000万ドル、台湾は9億ドル、タイは8億4,000万ドル、マレーシアは5億9,000万ドル、インドネシアは5億3,000万ドル、ヴェトナムは3億5,000万ドル、シンガポールは2億7,000万ドルとなっている。