11月の貿易収支はレアル高の為替にも関わらず、ヨーロッパの債務危機の継続や中国の国内消費の減少で輸出が低調に終始した影響で、1億8,600万ドルの赤字を計上、11月の貿易赤字は2000年以来では初めての赤字となった。
11月の燃料・潤滑油の輸入は、前年同月の35億ドルから47億ドルと大幅に増加、前月比では23億ドルの増加を記録したために貿易収支の赤字幅の拡大につながっている。
今年11カ月間の貿易収支黒字は前年同期比34%減少の172億ドルと大幅に減少、悲観的な見方をする金融スペシャリストは、今年の貿易収支黒字は更に30億ドル減少すると予想している。
11月の輸出に占める一次産品の比率は、全体の43%と米国のトウモロコシ生産が旱魃の影響を受けたために、ブラジルの11月のトウモロコシ輸出が前年同月比311%増加の11億ドルに達したにも関わらず、一次産品の比率は12%減少している。
11月の銅関連輸出は前年同月比44%増加、大豆粕は33%増加、11月の鉄鉱石輸出価格は前月比9.7%増加、輸出量は0.1%増加の微増、また前年同月比の輸出額では12%減少、コーヒー豆は34%、大豆は81%、鶏肉は13%とそれぞれ減少している。
また11月の航空機輸出は6億4,300万ドル、圧延鋼は48%、砂糖は17%とそれぞれ増加、今年11カ月間の圧延鋼の輸出は19%、自動車は37%、自動車パーツは9.0%、エンジンは32%とそれぞれ減少している。
今年11カ月間の第一次産品輸出は1,041億ドル、工業製品は1,136億ドル、そのうち半完成品は303億ドル、完成品は833億ドル、資本財の輸入は448億ドル、原材料・中間財は920億ドル、消費財は362億ドル、耐久消費財は204億ドル、燃料・潤滑油は327億ドルとなっている。
今年11カ月間の輸出総額は前年同期比では約5.0%減少の2,230億ドル、輸入は約1.1%減少の2,058億ドルとなっているために、今年の貿易収支は200億ドル以下が予想されており、中銀は180億ドルを予想している。(2012年12月4日付けヴァロール紙)