鉱物資源並びに穀物などの国際コモディティ価格がヨーロッパの金融危機や中国の国内総生産伸び率の鈍化などの影響で減少しているために、今年のブラジルの輸出に大きな影響を与えると予想されている。
今年8カ月間のブラジルの大豆輸出は156億ドル、そのうち中国向けは全体の72%に達しているが、2000年の大豆の中国向け輸出は、全体の僅かに15.4%を占めていたにすぎない。
今年8カ月間のブラジルの原油輸出は140億ドル、そのうち中国向け輸出は全体の20.3%を占めており、鉄鉱石輸出は205億ドル、そのうち中国向けは全体の46%を占めているが、2009年には53%を占めていた。
今年の中国向け鉄鉱石輸出は、日本並びに韓国、台湾向け輸出よりも中国経済の停滞による要因で落ち込み幅が大きく、また今年8カ月間の中国との貿易黒字は69億8,000万ドルで全体の50%以上を占めている。
米国は不安定な中東情勢の影響を分散するためブラジルからの原油輸入を拡大する予定となっており、中国向け原油輸出減少のダメージを緩和できると予想されている。
今年11月にフェルナンド・ピメンテル開発商工相は、企業家30人と食肉並びにワイン、コーヒー、加工食品などの食品関連製品を中国に売り込むための経済ミッションを予定している。
ブラジルの中国向け輸出は、輸出全体の18.2%とラテンアメリカ並びにヨーロッパ連合国の20%をわずかに下回っているにも関わらず、ブラジルの第一次産品輸出の31%を占めている。
2000年の中国向け第一次産品の輸出は僅かに1.5%、完成品輸出は0.5%であったが、いまではその比率が2.0%まで上昇、今年の中国向け輸出はコモディティ価格の減少に伴って、30億ドルから40億ドルの輸出減少が見込まれている。(2012年9月25日付けヴァロール紙)