通商産業開発省(MDIC)の統計によると、4月の貿易収支黒字は、8億8,100万ドルで4月の月間の貿易収支黒字としては2002年以来では最低となっている。
4月の1日当たりの輸出は前年同月比7.9%減少の9億7,830万ドル、輸出総額は196億ドル、1日当たりの輸入は3.1%減少の9億3,430万ドル、輸入総額は、昨年より1日実働日が多かったために187億ドルと4月の月間記録を更新している。
今年4カ月間の輸出総額は4.5%増加の746億5,000万ドル、輸入総額は7.4%増加の713億3,000万ドル、貿易収支黒字は、前年同期比33.7%減少の33億2,000万ドルとなっている。
ヨーロッパ連合国の債務危機並びに米国の景気回復の遅れ、中国経済のソフトランディングなどの世界的な景気後退で、ブラジルの貿易は輸出入とも減少する可能性が強くなってきている。
連邦政府は第2次ブラジル マイオール プランを発表して、輸入増加で大きな打撃を受けている部門への減税政策適用を拡大したが、減税適用を受けた部門の輸入審査の強化をしている。
国税庁では輸入の82%は昨年同様に24時間以内に通関していると発表しているが、3月19日に始まった「赤潮」オペレーションと呼ばれている中国製品などの急増でダメージを受けているセクターの輸入製品の書類審査や抜き取り検査の強化している。
特に繊維製品、履物、玩具、電気製品、プラスティック関連製品、機械・装置などは、輸入申請の50%以上の製品の抜き取り検査が行われているために、通関に時間がかかっている。
「赤潮」オペレーションによる1カ月間の輸入製品検査は2万6,000件に及んでおり、輸入申請額が3,500万レアルを上回るものについては、特別検査を受けなければならない。(2012年5月3日付けエスタード紙)