自動車業界関係者は、クライスラー社が持株比率58.5%を擁して経営権を把握しているフィアット社の自動車工場の敷地内で工場を建設して、自動車生産を再開すると予想している。
フィアットは、40億レアルを投資してペルナンブーコ州ゴイアナ市で自動車生産工場を建設中であり、クライスラー社は投資額を抑えるために、この工場の敷地内で工場を建設すると予想されている。
ギリシャの債務危機を引き金にヨーロッパ諸国での自動車販売が大幅に落ち込んでいるために、クライスラー社は、国内販売が大幅に増加するブラジルでの販売を強化するために再進出する。
同社のブラジル国内の販売代理店は33店、年内には50店に増加、2014年には120店まで拡大して積極的に販売増加を狙っている。
昨年のクライスラーのブラジル国内での自動車販売台数は5,600台であったが、昨年12月16日から国産化比率が65%以下の輸入自動車に対して、工業製品税(IPI)が30%も引上げられたにも関わらず、今年は1万2,000台の販売を見込んでいる。
ワーゲン社は、ブラジル国内での新たな自動車工場建設を中止する替わりにタウバテ工場を拡張、昨年のブラジル国内の販売台数は、82万8,400台でマーケットシェアトップを維持している。
昨年、ワーゲン社はメキシコからJetta車並びに New Beetle車を1万6,000台輸入、しかし、メキシコとの自動車貿易協定見直しの影響を受けて、今年は1万3,000台まで減少すると予想している。(2012年3月30日付けヴァロール紙)