メキシコとブラジルとの間で2012年から2014年まで、ブラジル向け乗用車輸出額に制限枠を設定することで合意されたが、今後、メキシコの各メーカーにとっては輸出枠の配分方法などで問題が発生すると予想されている。
今年のブラジル向け乗用車輸出額は14億5,000万ドルに制限され、2013年は15億6,000万ドル、2014年は16億4,000万ドルと輸出枠は徐々に引き上げられるが、昨年の20億ドルを超える輸出額からは大幅に制限される。
メキシコで生産される自動車用部品の現地調達率の引き上げでブラジルと合意、現在の30%から年内に35%に引き上げ、5年目からは40%と大幅に上昇するために、メキシコの自動車メーカーは、国内での部品調達率を引き上げる必要に迫られている。
メキシコは、地理的に北米と南米の双方に完成車を供給しやすい拠点であるために、自動車メーカーの誘致を進めており、マツダは、2013年に自動車を生産開始し、メキシコからブラジル市場への再参入を準備している。
メキシコで自動車販売ではトップの日産は、また、ブラジルでもメキシコ製自動車を最も多く販売しており、ホンダも主力車種のCR-V車をメキシコからブラジルに供給しているが、販売比率は全体の24%に達している。
日産のブラジルの国内販売は、2010年の3万5,900台から昨年は6万7,300台と倍増、そのうち54%はメキシコからの輸入車が占めていた。同社の今年初めの2カ月間の自動車販売は、1万6,000台、そのうち76%がメキシコから輸入したMarch車並びにVersa車、 Tiida車、 Sentra車となっている。
フォード社では、メキシコ製のNovo Fiesta車並びに Fusion車の販売比率が9.8%に達している。日産は、26億レアルを投資してリオ州レゼンデ市に自動車生産工場を建設中で、2014年からの生産開始を予定している。(2012年3月20日付けエスタード紙)