自動車メーカーの世界トップであるゼネラル・モーターズ(GM)とヨーロッパ2位のプジョー・シトロエン・グループ(PSA Peugeot Citroen)は、資本提携を行うと発表した。GMがプジョーの株式の7%を取得して、両社のコスト削減とヨーロッパでの更なる競争力強化を図る。
両社は、一部車種のプラットホームや部品・モジュールを共通化して、今後5年以内に約20億ドルのコスト削減を図る。しかしマーケティングと販売はそれぞれ個別に行う。
自動車生産では、世界2位のワーゲン社が中国並びにブラジルでの販売をさらに強化して、2018年に世界トップになることを発表しており、GMは、この資本提携で世界トップの座を維持する狙いもある。
昨年のGMのブラジルのマーケットシェアは20%、トップは22.5%のフィアット、22.1%のワーゲンの後塵を浴びているが、PSAのシェアが5.2%あるために、トップの座を占めることも可能となった。
昨年のGMの南米での自動車販売は106万4000台とトップ、PSAは32万6000台であったが、両社の提携で、部品調達コストの削減やプラットフォームの共通化などでシナジー効果が期待できるために、更なるマーケットシェアの拡大が見込める。
PSAはトヨタと共同で小型車の開発をしている。フォードとディーゼルエンジンの開発、三菱自動車と商業電気自動車の開発、BMWとハイブリッド自動車の開発プロジェクトなどはそれぞれ継続する。(2012年3月1日付けヴァロール紙)