ブラジルの自動車生産能力は2007年から2015年の間に55%増加が見込まれており、これは169万8,000台に相当するために、ロシアや英国の自動車生産台数に匹敵する生産増加となる。
米国金融大手のモーガン・スタンレイでは2007年のブラジルの自動車生産能力は304万2,000台を記録、今年は399万9,000台、2014年には448万台、2015年には474万台まで上昇すると予想している。
しかし連邦政府は国内または南米南部共同市場(メルコスール)域内での平均調達率65%を達成していなければ、国産または輸入車のIPIの税率を30ポイント引き上げると発表、昨年12月から実施されたために、国内マーケットが拡大を続けているブラジルに海外メーカーのブラジル国内生産の参入が相次でおり、中国メーカーのJACモーターも5億ドルを投資して、バイア州に自動車生産工場を建設する。
中国の今年の自動車生産は前年比10%増加が予想されているにも関わらず、国内需要の2倍の生産台数となるために、収益率が悪化してきている。
しかしブラジルの今年の自動車生産は前年比4.0%から5.0%増加を予想、世界でもブラジルの自動車業界の収益率は最も高いために、中国メーカーなどの国内マーケットへの参入が相次いでいる。
ヨーロッパは債務危機の影響を受けて、今年の自動車生産は昨年の1,420万台から1,330万台の縮小が予想されており、また昨年の米国の生産は中国にトップの座を明け渡して70年代並みの1,280万台であった。
昨年の世界の自動車生産台数は753万4,000台、2020年には中国、インドやブラジルなどの新興国の生産が牽引して、1億台に達すると予想されている。(2012年1月13日付けヴァロール紙)