全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると10月のバスやトラックを含む自動車生産台数は前月比1.7%増加の26万5,571台、しかし前年同月比では9.5%と大幅に落ち込んでいる。
また10月のブラジル国内の自動車販売は前月比10%減少の28万567台、前年同月比でも7.5%とそれぞれ大幅に減少しており、在庫調整のために集団休暇を採用している自動車メーカーも増加してきている。
今年10カ月間の自動車生産は前年同期比1.9%増加の286万9,679台、また同期間の自動車販売は5.6%増加の296万3,273台、10月の自動車業界の従業員総数は前月比0.2%増加の14万5,391人、前年同月比では7.5%と大幅に増加している。
Anfavea協会の発表によると10月の農業機械などを含む自動車輸出は前月比8.2%増加の14億1,300万ドル、今年10カ月間では前年同期比21.3%増加の127億6,700万ドルを記録している。
全国自動車協会のクレドルヴィーノ・ベリーニ会長は2011年から2015年の自動車業界の投資総額を、ブラジルの国内マーケットの拡大や国産化比率65%以下の輸入自動車に対する工業製品税(IPI)の30%引上げ措置の採用で、新規参入メーカーは国産化比率引き上げのための投資拡大に迫られているために、前回予想の210億ドルから220億ドルと上方修正している。
自動車メーカー系金融会社協会(Anef)の調査によると、今年5月から自動車向けクレジット金利は減少傾向となっているにも関わらず、全国6ヵ月連続で90日以上の延滞率が上昇、9月の延滞率は4.4%に達している。
Anefでは2010年12月の90日以上の延滞率は2.5%に留まっていたが、今では約2.0%増加の4.4%と大幅増加、イタウー銀行の自動車クレジットの延滞率は6月末の5.8%から9月末には6.3%に上昇、ブラデスコ銀行も5.7%から6.0%と延滞率が増加してきている。
大衆向け自動車のクレジットの月間支払が700レアルから800レアルの延滞率は再び減少傾向を示しているが、家庭収入が2,000レアルから3,500レアルで、2009年以降に60カ月間のクレジットを組んだ購入者の延滞率が増加している。
イタウー銀行のロジェリオ・カルデロン取締役はインフレの減速傾向、金利の低下や実質賃金の上昇で、来年の第2四半期から延滞率は減少に転じると予想している。(2011年11月8日付けエスタード氏)